口囲皮膚炎の治療を始めた際、誰もが直面するのが「完治までの期間」と特有の経過です。結論から言うと、症状が落ち着き皮膚が完全に安定するまでには通常2〜3ヶ月、重症例やステロイド連用歴が長い場合は半年以上の期間を要します。
特にステロイドを中止した直後の1〜2週間は、一時的に赤みや発疹が激化する「リバウンド期(離脱症状)」が訪れます。この時期は激しいかゆみや灼熱感を伴うため挫折しそうになりますが、ここを乗り越えなければ根本的な治癒には至りません。
抗生物質の内服を開始してから2〜4週間ほどで徐々に新しいブツブツの発生が止まり、赤みの範囲が縮小していきます。その後、カサつきや色素沈着が数ヶ月かけてゆっくりとターンオーバーにより薄れていくというのが標準的な回復の経緯です。一進一退を繰り返しながら少しずつ治まっていく疾患であるため、焦らず腰を据えて治療を継続する姿勢が求められます。