6人乗りと7人乗りを分ける最大の要素は、2列目シートの構造そのものにある。6人乗り仕様に採用されているのは、左右が独立したキャプテンシートだ。シート間には通路(ウォークスルー空間)が確保されており、両側に個別のアームレストを備える。隣の乗員と適度なパーソナルスペースを保ちながら、長距離移動でも身体への負担を大幅に軽減できる贅沢な座り心地が魅力である。
雨の日の乗降において、このウォークスルー構造は絶大な威力を発揮する。スライドドアから乗り込んだ後、車外へ出ることなく車内を移動して3列目シートや運転席へアクセスできる動線は、子育て世代にとって何物にも代えがたい利点だ。
対する7人乗り仕様には、3人掛けが可能な6:4分割式のベンチシートが備わる。座面が横一通にフラットにつながっているため、小さな子どもを2列目に座らせて親がその隣で世話を焼くようなシチュエーションでは、圧倒的な扱いやすさを誇る。オムツ替えや着替えといった緊急時の作業スペースとしても機能し、2列目座面を広大な荷物置き場としてラフに使える点も実用的だ。