今季の北九州は、定番の観光ルートを鮮やかに裏切るユニークな企画が目白押しだ。特に注目したいのが、門司港レトロ地区の海風を感じながら楽しむクラフトビールと地元鮮魚のペアリングフェス。観光ガイドのトップを飾るようなメジャー企画の陰で、路地裏の倉庫街や小倉城の芝生エリアを舞台にした「夜市型」のローカルマーケットが熱い支持を集めている。
地元シェフたちが腕を競う屋台村では、若松トマトや合馬のタケノコといった特産品を大胆にアレンジした限定タパスが並ぶ。夕暮れ時、関門海峡を行き交う船の汽笛を遠くに聞きながらグラスを傾ける時間は格別だ。観光客向けの派手な演出とは一線を画す、地元の食通が通い詰める穴場エリアの先行情報は見逃せない。週末の予定表を白紙にしてでも飛び込む価値がある。