観劇やコンサートを最大限に楽しむために把握しておきたいのが、ホールのキャパシティ(収容人数)と座席配置、そしてステージの見え方です。リニューアル後の各ホールの特徴を詳細に分析します。
大ホール(約1,054席):ゆとりのシートピッチと極上の音響空間
改修前の1,400席規模から約1,054席(車椅子席含む)へと席数をあえて絞り込むことで、前後のシートピッチ(座席間隔)と横幅にゆとりを持たせました。長時間の公演でも身体への負担が少なく、ゆったりと鑑賞に没頭できます。
座席配置は適度な傾斜角が計算されており、前の人の頭が視界を遮りにくい構造です。1階席の前方ブロックはステージ上の演者の表情まで克明に捉えられ、後方席や2階バルコニー席からは舞台全体を見渡す立体的なパノラマビューが広がります。音響面では最新の音響反射板と吸音構造が導入され、クラシックの繊細な響きからポップス、ミュージカルの迫力あるサウンドまでクリアに届く設計が高く評価されています。
小ホール(約288席):舞台と客席の一体感が際立つ親密な空間
小規模公演や室内楽、演劇、落語などに最適な小ホールは、約288席の規模感です。木目を基調とした温かみのある内装に刷新され、客席と舞台の距離が非常に近いことが特徴です。
最後列からでも演者の息遣いや細かな指先の動きまでダイレクトに伝わり、小劇場ならではの濃密な臨場感を味わえます。アコースティックな響きの豊かさにも定評があり、演奏家・出演者側からも「音が空間全体に自然に広がる」と支持を集めています。