スーパーゲーム構想は順風満帆な道のりだけを歩んできたわけではありません。プロジェクトの進行過程では、ゲーム業界を揺るがす大きな軌道修正も行われました。
象徴的な出来事となったのが、英国子会社Creative Assemblyが開発を進めていたマルチプレイヤーSFシューター『HYENAS(ハイエナス)』の開発中止です。マスターアップ直前の段階で下されたこの決断の背景には、欧米を中心とするライブサービスゲーム市場の急激な競争過熱と、収益性評価の厳格化がありました。
一部のネット上では「スーパーゲーム構想そのものが頓挫したのではないか」という憶測も飛び交いました。しかし、実態は異なります。無謀なサービス継続による長期的な損失を回避し、自社の強みである「独自性のあるオリジナルIPの復活と強化」へリソースを再集中させるための戦略的撤退でした。
この決断を経て、セガの開発ラインはより確度の高いプロジェクトへと絞り込まれ、クオリティファーストの体制が徹底されることになりました。