雨の日に片手で傘を差し、もう片方の手でハンドルを握る「片手運転」は、極めて危険な行為として厳しく取り締まられている。片手運転はブレーキの効きを著しく低下させ、咄嗟の危険回避行動を妨げるからだ。このような悪質・危険な運転に対して、警察庁は指導取締りを強化している。
過去に警察庁長官から発出された交通安全対策の通達でも、自転車の「ながら運転」や不安定な状態での走行に対する注意喚起が繰り返し行われてきた。片手運転によって事故を起こした場合、重過失として刑事責任や高額な損害賠償が課されるリスクもある。これに対し、傘立て器具を使って両手でハンドルを握るスタイルは、一見すると片手運転の罰則回避策に見える。
しかし、交通安全の観点から見れば、強風時にあおられた際の転倒リスクや歩行者との接触事故のリスクが完全に消えるわけではない。安全に走行するためには、器具の法的な適合性を理解した上で、風の強い日は使用を控えるなどの柔軟な判断が不可欠となる。