昭和30年代、日本映画はまさに黄金期を迎えていた。森英恵の才能にいち早く目をつけたのが、映画監督の溝口健二や市川崑、そして石原裕次郎の主演映画で知られる日活のプロデューサーたちだった。彼女は『太陽の季節』や『狂った果実』といった、当時の若者文化を象徴する作品の衣装を次々と手がけた。スクリーンの中で躍動する若者たちのファッションは、当時の日本社会に強烈なインパクトを与え、彼女の名は業界内で不動のものとなっていった。
生誕100年、いま甦る「世界のモリ・ハナエ」の原点。戦後日本の復興をモードで牽引した、若き日の情熱と知られざる葛藤
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