フロア最大のハイライトといえば、重厚な赤レンガ造りの東京駅丸の内駅舎を見下ろす圧倒的なパノラマビューだ。歴史的建造物が放つ幻想的な光とモダンな高層ビル群が織りなす対比は、他では味わえない唯一無二の景色を醸し出す。眼下に広がる行き交う人々の営みを感じながらグラスを傾ける時間は、都市生活における極上のエスケープとなる。
この贅沢なロケーションを引き立てているのが、建築やインテリアの分野で高い評価を受ける辻村久信の空間プロデュースだ。伝統的な日本の意匠感覚と現代的なモダニズムを融合させ、通路と各店舗の境目を緩やかに曖昧にした回遊型レイアウトを採用。プライベート感を保ちつつもフロア全体の熱気とグルーヴ感を共有できる緻密な空間設計が、何度訪れても新しい発見をもたらす仕掛けとなっている。