フジテレビ系列で放送されていた『志村けんのだいじょうぶだぁ』は、志村けんさんの代表作であり、日本のテレビ史に刻まれる怪物番組だ。その中でも、いしのようこさん演じるおてんばな少女「お花坊」と、志村さん演じる周囲の大人たちとのコミカルなやり取りは、番組の看板コーナーとして絶大な人気を博した。
無邪気でありながらどこか生意気で、絶妙なタイミングで志村さんを翻弄する「お花坊」のキャラクターは、いしのさんの高い演技力と度胸があってこそ成立したものだった。ただ笑わせるだけでなく、二人の掛け合いから溢れ出る独特のグルーヴ感は、テレビの前のあらゆる世代をトリコにしたのである。