噂の引き金となったのは、数年前に週刊誌に掲載されたプライベートのスクープ写真だった。当時、都内の飲食店で業界関係者と食事を共にしていた姿が報じられ、それが尾ひれをつけてネット掲示板やSNSで拡散された。最初は「親密な関係なのではないか」という単なる憶測だったものが、まとめサイトやPV(ページビュー)稼ぎのトレンドブログの手によって、いつの間にか「枕営業」という極端な言葉にすり替えられていったのだ。
芸能界において、女性タレントに対するこの手のレッテル貼りは、最も安易で、かつ最もダメージの大きい攻撃手法として使われ続けてきた。事実はどうあれ、一度ネット上に書き込まれた言葉は、デジタルタトゥーとして本人のあずかり知らぬところで増殖していく。