日本の雑誌出版を牽引してきた大手3社の動きを見ても、それぞれが培ったブランド力を活かした独自の生き残り戦略が際立ちます。出版社別人気誌の展開は、単なる紙の販売にとどまりません。
集英社は、『MORE』『non-no』『MEN'S NON-NO』といった有名ファッション雑誌や青年誌において、誌面と連動したWebメディア「HAPPY PLUS」や公式ECサイトを構築。紙面をブランドの世界観を提示するショールームと位置づけ、アパレル通販やイベント事業とのシナジーを生み出しています。
講談社は、『ViVi』『VOCE』『FRIDAY』などにおいて、デジタル・ファーストを徹底推進。美容誌『VOCE』のWeb版は圧倒的なPVとコスメアワードの影響力を誇り、紙のクオリティをデジタルマーケティングの起爆剤として活用しています。
文藝春秋は、看板誌『文藝春秋』や『週刊文春』の取材力を武器に、「文春オンライン」での有料サブスクリプションと独自スクープ配信を展開。活字文化の重厚さを守りながら、デジタル読者層の獲得に成功しています。