安藤梢選手を語る上で欠かせないのが、アスリート界でも極めて稀有な学歴と研究実績です。宇都宮女子高校から筑波大学体育専門学群へ進学した安藤選手は、現役サッカー選手としてトップレベルでプレーしながら同大学院へ進学。2018年には博士(体育科学)の学位を取得しました。
博士論文のテーマは女子サッカーのシュート動作やパフォーマンス向上に関する実践的なバイオメカニクス研究であり、机上の空論ではなく自分自身の肉体とピッチでの経験をデータ化した先駆的な内容です。欧州では研究者アスリートへの敬意を込めて「ドクター安藤」と称賛されるなど、文武両道を極めたその知性は現在のコンディショニングやプレーの長寿化にも直結しています。