式場見学のパンフレットや模擬披露宴で目にするテーブルは、最高ランクの装花で贅沢に飾られているケースがほとんどです。その華麗なイメージを持ったまま打ち合わせに臨むと、基本プランに含まれる花の少なさに愕然とすることになります。これが、装花に対して「しょぼい」と感じてしまう最大の原因です。
会場側が提示する初期の見積もりは、成約を取りやすくするためにベース料金が低めに設定されている傾向があります。そのため、プラン内の花材だけでは器に対して隙間が目立ったり、広い披露宴会場の空間に埋もれてしまったりする現象が起こります。
実際に参列した結婚式の装花に対するゲストの本音を調査すると、「花が少なくて寂しい」という直接的な不満よりも、「テーブルの上が殺風景で写真映えしない」「新郎新婦のメイン席の足元やサイドがスカスカで気になった」といった空間全体のバランスに対する違和感を抱く声が多く見られます。ゲストは花の種類や単価を細かく見ているわけではなく、視界に入ったときの全体的な華やかさや統一感から受ける印象を直感的に判断しています。