Q1:倍音は生まれつきの声帯の形で決まっていて、後天的に増やすことはできないのでしょうか?
A1:後天的なトレーニングによって確実に増やすことが可能です。声帯そのものの形状以上に、咽頭腔・口腔・鼻腔といった共鳴腔の容積や形状のコントロール、呼気と声帯閉鎖のバランスが倍音の含有量を大きく決定するため、日々の適切なボイストレーニングで劇的に変化します。
Q2:エッジボイスの練習をやりすぎると喉を痛める危険はありませんか?
A2:息を無理に吹き込みながら強い力で締め付けるようなエッジボイスを行うと、声帯に負担がかかります。完全な脱力状態から、最小限の呼気で「パチパチ」と小さな音を鳴らす感覚で行うことが鉄則です。1回につき数分程度を目安にし、違和感を覚えたらすぐに中止してください。
Q3:歌のレコーディングやカラオケで倍音をしっかりマイクに乗せるコツはありますか?
A3:マイクの真正面に対して、上あごの奥から鼻腔へ抜ける響きのベクトルを一直線に向ける意識を持つのがコツです。また、マイクとの距離を一定(10〜15cm程度)に保ち、息の物理的な風(吹かれ)を当てずに共鳴した空気の振動だけを届けるイメージで歌うと、倍音成分が極めて美しく収音されます。