大人の競技タイパーたちがスピードの極限を争う一方で、若年層の登竜門として強固な基盤を築いているのが、毎日新聞社などが主催する「毎日パソコン入力コンクール(毎パソ)」だ。文部科学省後援の大規模な全国大会として、小中学生から高校生、一般まで幅広い世代が参加している。
毎パソの特徴は、単なる瞬間風速的なスピードだけでなく、長文入力における集中力と極めて高い正確性を厳しく評価する点にある。ここで幼少期から英才教育を受けたタイパーたちが、成長とともに国内主要大会のシード選手へと育っていく。日本におけるタイピング文化の層の厚さは、こうした教育的アプローチと競技性の融合によって支えられている。