三木半旅館のルーツは、江戸後期の天保年間(1830年〜1844年)にまで遡ります。京都の中心地である京都市中京区六角通麩屋町東入ルという抜群の立地に店を構え、商人宿として出発したのが始まりでした。
明治、大正、昭和と時代が移り変わるなかで増改築を重ね、本格的な純和風旅館へと発展。館内に一歩足を踏み入れると、磨き上げられた廊下や手入れの行き届いた坪庭が出迎え、都会の喧騒を忘れさせる静謐な空間が広がっていました。
特に昭和後期から平成にかけては、「京都の風情を肌で感じられる宿」として全国の学校から修学旅行の宿泊先として指定され、数え切れないほどの学生を受け入れてきました。また、旬の京野菜や伝統の技を駆使した本格会席料理は一般の観光客やリピーターからも高く評価され、京都を代表する旅館の一角として確固たる地位を築いていたのです。