なぜ日本の夏は命の危険を孕むのか?南高北低の気圧配置と酷暑の正体

なぜ日本の夏は命の危険を孕むのか?南高北低の気圧配置と酷暑の正体

なぜ日本の夏は命の危険を孕むのか?南高北低の気圧配置と酷暑の正体に関するポイントを詳しくまとめました。詳細な解説をご覧ください。

南高北低の天気図を見ると、日本列島に対して南西から等圧線が斜めに走り、等圧線の間隔がやや広がりながら南風が吹き抜ける形状をしています。この配置において、特に注意しなければならないのがフェーン現象による局地的な極端高温です。

南寄りの湿った季節風が中部山岳地帯などの高い山脈に衝突すると、風上側(太平洋側)で雨を降らせながら上昇します。水蒸気を失って乾燥した空気は、山を越えて日本海側へと吹き下りる際、100メートル下降するごとに約1℃のペースで急激に気温を上昇させます。

この現象により、新潟県や富山県、山形県などの日本海側の都市部では、太平洋側を遥かに凌ぐ危険な熱風が吹き荒れ、夜間になっても気温が30℃を下回らない過酷な「超熱帯夜」をもたらします。南高北低の天気図上で等圧線が日本海側に抜ける形状を確認した際は、太平洋側だけでなく日本海側の内陸部でも過去最高気温クラスの警戒が必要となります。

佐々木 一輝
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佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。