マドリード郊外のアルコベンダスで生まれたペネロペは、もともとクラシックバレエに打ち込むダンサーでした。9年間に及ぶ過酷なレッスンで培われたしなやかな肉体と表現力は、1992年の映画デビュー作『ハモンハモン』で早くも開花します。若い頃の画像や映像を振り返ると、無邪気さと官能性が同居した圧倒的なオーラが画面越しにも伝わってきます。
世界的人気シリーズ『パイレーツ・オブ・カリビアン 生命の泉』(2011年)で女海賊アンジェリカ役を演じた際の裏話は、映画ファンの間で今も語り草です。撮影当時、ペネロペは第1子を妊娠中でした。激しいアクションシーンやお腹のふくらみが目立つカットでは、実の妹であるモニカ・クルスがボディダブル(代役)を務めたのです。ダンサーであり女優でもあるモニカはペネロペと顔立ちも体型も瓜二つ。姉妹の深い絆と完璧なサポートがあったからこそ、あの大作の華麗なアクションが完成しました。