ねずみっ子クラブが産声を上げたのは1992年秋のことでした。フジテレビ系列の看板バラエティ番組『とんねるずのみなさんのおかげです』の番組内オーディションを通じて集められた、小中学生の女子たちによって結成されたユニットです。
企画の根底にあったのは、1980年代半ばに一世を風靡したおニャン子クラブのパロディおよび派生ユニットという構想でした。仕掛け人には、おニャン子を手掛けた作詞家の秋元康氏と作曲家の後藤次利氏という黄金コンビが参画。単なる番組のノベルティ企画にとどまらず、本格的な楽曲制作とメジャーレーベル(ポニーキャニオン)からのCDリリースが前提とされた大型プロジェクトでした。
とんねるずの石橋貴明さんと木梨憲武さんが司会・プロデューサー的立ち位置で絡み、スタジオでの容赦ないいじりやコミカルな掛け合いを通じて、少女たちの飾らない素顔と初々しさが全国のお茶の間に届けられました。