業界を牽引する日本乳業協会などの関係組織も、近年の消費動向の変化を肌で感じている。かつて主流だったプロセス中心の消費から、原料や産地のストーリーに共感して選ぶナチュラル志向へのシフトが急速に進んでいる。
「本物を知りたい」「生産者の顔が見える製品を選びたい」という消費者の声は年々強まり、国内コンクールでの審査基準もより厳格化された。栄養価の高さだけでなく、サステナブルな酪農経営やアニマルウェルフェアへの配慮も評価の対象となる。品質へのあくなき探求が生み出した日本のナチュラル製品は、いまや国際的なコンテストでも堂々たる受賞歴を誇るまでになった。