多くの人が最も気にする「宝くじ連番バラどっちが当たるのか」という命題に対し、確率論からアプローチすると驚くべき事実が見えてきます。
年末ジャンボを例に挙げると、1ユニット(2,000万枚)あたりの1等当選本数は通常1本(当選確率2,000万分の1)です。10枚を購入した場合の1等当選確率を比較すると、実はバラ購入の方が連番購入に比べて約2.5倍当たりやすいという計算結果が導き出されます。
なぜこのような確率差が生じるのでしょうか。理由は「組」のバリエーションにあります。連番10枚を購入した場合、手元にある組は「1種類」だけです。抽せんされた1等の組が自分の持っている組と違った瞬間、その10枚すべてが1等の可能性から一瞬で脱落します。
対照的に、バラ10枚を購入した場合は「10種類」の異なる組を保有することになります。1等の当せん番号判定において、異なる10の組それぞれに当選の判定機会が分散されるため、手持ちの10枚の中から1等が出る確率は連番の約2.5倍に跳ね上がる仕組みです。
ただし、ここには明確なトレードオフが存在します。バラ購入では前後賞となる隣接番号を持っていないため、1等(7億円)が当たったとしても、前後賞(各1億5,000万円×2=3億円)の獲得確率はゼロになります。1等前後賞狙いの連番メリットである「最高10億円の一攫千金」を狙うのか、それともバラ購入の当選確率と理由を重視して「まずは7億円を引き当てる確率」を高めるのかが選択の分かれ目です。