では、肝心の「サムライブルー」の勇姿はお茶の間のテレビで見られないのでしょうか。結論から申し上げれば、サッカー日本代表戦中継テレビ放送は、国民的関心の高さと公共放送の理念に支えられ、完全消滅という最悪のシナリオは回避される見通しです。
公表されたサッカーワールドカップ地上波放送予定の折衝案によると、日本代表が戦うグループステージ3試合、および決勝トーナメントに進出した場合の中継カードは、NHKならびに一部の民放キー局が限定的に番組編成を組む方向で調整が進められています。特にサッカーワールドカップNHK放送日程については、公共の電波を担う責任から、日本代表の開幕初戦やグループ突破を決める大一番、さらには世界が注目する決勝戦などを優先度高くラインナップする計画です。
しかし、ここで注意すべきは「すべてのプライムタイムの好カードがテレビで流れるわけではない」という点です。南米や欧州の屈指の強豪同士が激突する屈指の好カードであっても、日本代表戦以外の matchday については地上波での編成が見送られ、後述するネット配信限定に回される事例が頻発することになります。