時計の針が午後6時半を指すと同時に始まる、容赦のないトラップの数々。大物俳優が恥じらいを捨てて怪演し、芸人たちが体を張って仕掛ける奇想天外な刺客たちに、プレイヤーたちは唇を噛み締めて耐える。紅白歌合戦の裏番組として民放トップの座を不動のものにしていた事実が、この企画の持つ引力を如実に物語っている。
放送が途絶えて以降、年末のテレビ欄にはぽっかりと穴が空いたような感覚が漂う。SNSでは毎年12月になると過去の名場面が切り抜かれ、タイムラインを埋め尽くす現象が日常化した。吉本興業のトップタレントたちが見せる剥き出しの焦燥と笑いは、予定調和だらけの現代メディア環境において、極めて稀有な刺激物だったのだ。