本場パリでの宝探しにおいて、外すことができない聖地がパリ北部に位置するサン・トゥアンの蚤の市です。迷路のように入り組んだ敷地内には、超高級な美術品専門のセクションから、普段使いの古道具が並ぶブースまで、膨大な数のショップが集結しています。
世界中からバイヤーが集まるこの陶磁器・美術品市場で掘り出し物に出会うためには、早朝の仕入れタイミングを狙うのが鉄則です。ディーラーとの価格交渉では、単に値切りを要求するのではなく、作品の歴史や状態について敬意を持って質問を投げかけることで、思いがけない裏話や未公開の在庫を見せてもらえることも珍しくありません。現地でのコミュニケーションそのものが、アンティーク買い付けの醍醐味です。