長年「村工(むらこう)」の愛称で親しまれた神戸村野工業高等学校は、2026年4月に彩星工科高等学校へと校名を変更した。一世紀にわたり紡がれたブランドを刷新する決断は、同窓生や地元住民の間でも大きな反響を呼んだ。
背景にあるのは、単なるイメージチェンジではない。急速に進むデジタル化や脱炭素化、AI技術の台頭といった産業構造の激変に対応するためだ。旧来の枠組みにとらわれた工業教育から脱却し、ロボット工学やITスキル、デザイン思考を横断的に学ぶ新時代のエンジニア育成機関へと進化を遂げる。校舎に掲げられた新たな校名標には、夜空にひときわ輝く彩り豊かな星のように、多様な個性と技術で社会を照らす人材を育てるという強い意志が込められている。