結論から明かすと、サガリバナに「怖い意味」やネガティブな公式花言葉は一切存在しません。植物図鑑や花言葉の記録において、サガリバナに与えられている花言葉は「幸福が訪れる」という極めて前向きで祝福に満ちた言葉のみです。
それにもかかわらず「怖い」と噂されてしまう背景には、サガリバナが持つ独特の生態と自生環境が深く関係しています。サガリバナは日の入り後に咲き始め、深夜22時から深夜2時頃に満開を迎え、太陽が昇る夜明けには潔く散ってしまいます。人が寝静まった暗闇のジャングルで妖艶に咲き誇る姿が、どこか現実離れした怪しさを感じさせたのでしょう。
さらに、花びらと雄しべが丸ごと「ボトッ」と落ちる散り方が、日本の伝統文化において縁起が悪いとされるツバキの首落ち(落首)を想起させることも、不穏な憶測を生む一因となりました。しかし、実際には不吉な意味などなく、誕生日を彩る誕生花(7月27日、8月24日、9月12日など)としても贈り物や記念日に愛されています。