インターネットの掲示板や検索サジェストで「荒れている」という言葉を目にして不安を覚える保護者も少なくありません。しかし、現場の教育関係者へのヒアリングや近年の保護者アンケートを精査すると、その実態は大きく異なります。
過去の下町エリアに対する古い先入観や、十数年前の一時的な生徒指導事案がネット上にデジタルタトゥーとして残っているケースが大半です。現在の大道中学校では、校長を中心とした明確な生活指導方針とスクールカウンセラー・スクールソーシャルワーカーの常時連携により、極めて落ち着いた授業風景が保たれています。
学校が公表する基本方針に基づき、組織的ないじめ対応マニュアルが機能しています。生徒間の小さなトラブルや人間関係の摩擦が生じた段階で、学年主任や養護教諭を交えた早期ヒアリングが実施され、問題が深刻化する前に保護者と連携して解決を図る体制が確立されています。「学級崩壊」や「校内暴力」といった事態とは無縁の穏やかな日常が形成されています。