有希子のバックボーンを語る上で欠かせないのが、若き日の女優「藤峰有希子」時代のエピソードと、黒ずくめの組織の幹部・ベルモットとの関係です。
19歳で数々の映画賞を総なめにし、伝説の女優として名を馳せていた有希子は、役作りのために初代・黒羽盗一(怪盗キッドの父親)へ弟子入りし、高度な変装術を学びました。その時、共に技術を学んだ同期の弟子こそが、当時の大女優シャロン・ヴィンヤード、すなわち後のベルモットでした。
『工藤新一NYの事件』では、舞台観覧のために訪れたニューヨークで親友としてシャロンと再会する様子が描かれます。気さくに接する有希子に対し、シャロンは自らの数奇で不幸な生い立ちを語り、どこか影を帯びていました。後に彼女が組織の幹部であり、不老の肉体を持つ同一人物であることが判明したことで、2人の過去の友情は重い宿命と因縁へと姿を変えることになります。