中卒でも国会議員になれる?学歴要件の真相と歴代首相の実態

中卒でも国会議員になれる?学歴要件の真相と歴代首相の実態

中卒でも国会議員になれる?学歴要件の真相と歴代首相の実態についての疑問解決ガイドをお届けします。

法的な門戸が誰にでも開かれている一方で、国会の現場における学歴の内訳はどうなっているのでしょうか。衆議院・参議院の議員要覧および各社調査データを総合すると、実態としての学歴ピラミッドが見えてきます。

項目詳細・数値データ一般的な基準・相場編集部の見解・評価国会議員の学歴割合(大卒以上)衆参両院で約85〜90%が大学・大学院卒一般国民の大学進学率は約55〜60%法規上の制限はないものの、結果として高学歴層が圧倒的多数を占めているのが実情。高卒・各種学校・中退・中卒枠全議員の約10〜15%(地方議会ではさらに比率が上昇)一般有権者の約40%が非大卒層叩き上げ首長、労組出身者、家業承継者、芸能・スポーツ出身者が議席を獲得。国会議員の歳費(年収・手当)歳費・期末手当で約2,100万〜2,200万円+諸手当民間企業では学歴別初任給・昇給格差が常態化憲法第49条に基づき学歴に関係なく完全同一給与。中卒であっても同額が支給される。立候補時の供託金額衆院小選挙区300万円(比例重複は600万円)諸外国(英米仏等)では数万円〜数十万円程度学歴よりも「資金力」が最大の参入障壁として機能している国際的にも特異な制度。

衆議院・参議院の学歴割合を概観すると、東京大学、早稲田大学、慶應義塾大学などの卒業生が議席の半数近くを占めています。しかし、過去から現在に至るまで、高校中退の国会議員経歴を持つ人物や、中卒から首長や大臣に上り詰めた実力者は確実に存在してきました。

中卒・非大卒の著名な政治家一覧を振り返ると、以下のような錚々たる顔ぶれが並びます。

  • 田中角栄(元内閣総理大臣):旧制二田高等小学校卒(中央工学校夜間部修了)。後述する「今太閤」として日本列島改造論を推進。
  • 横山ノック(元参議院議員・元大阪府知事):旧制中学校中退後、米軍キャンプでの労務などを経て芸人へ。参議院議員を複数期務め、大阪府知事に当選。
  • 野中広務(元内閣官房長官・自民党幹事長):旧制園部中学校(現・高校)卒業後、日本国有鉄道に勤務。地方議員から這い上がり、平成政界の「影の総理」と呼ばれた実力者。
  • 武藤嘉文(元外務大臣・農林水産大臣):大学中退後に政治の世界へ入り、重要閣僚を歴任。

歴代首相の学歴一覧を調査しても、東京帝国大学(現東大)や京都帝国大学卒のエリート官僚出身者が並ぶ中で、高等小学校卒の田中角栄氏が首相に就任した事実は、日本の議会制民主主義における特筆すべきハイライトです。

林 結菜
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林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。