メディアによる公式な論評だけでなく、視聴者コミュニティの生の声はどうだろうか。SNS、5ちゃんねる、Yahoo!知恵袋等の言及を精査し、穂香 女優 ネットの反応を多角的に分析した。
矢作穂香に対するユーザーの声には、次のような実感が目立つ。
「イタキス時代のキュートさは唯一無二だったが、大人の女性になってからのミステリアスな役柄で見せる眼差しの深さに驚いた」(20代女性・ドラマファン)
「英語が堪能で海外ファンとの交流も自然体。日本の枠に収まらないスケール感がある」(30代男性・エンタメウォッチャー)
大林宣彦監督の映画『花筐/HANAGATAMI』で見せた鬼気迫る演技は、巨匠からも絶賛された。初期の少女像から本格派女優へと脱皮を遂げた姿を、現場の映画関係者も高く評価している。
一方で、松本穂香に対する評価の軸は「卓越したリアリズム」にある。
「どんなに地味な設定のキャラクターでも、彼女が演じると圧倒的な体温と生活感が宿る」(40代女性・主婦)
「月9『嘘解きレトリック』で見せた昭和レトロな佇まいと、鋭い推理シーンのギャップが絶品」(20代男性・会社員)
朝ドラ『ひよっこ』でのメガネ姿の青天目澄子役から、日曜劇場『この世界の片隅に』のすず役まで、彼女は視聴者に「どこかに実在する隣人」としての深い共感を呼び起こす能力に長けている。同じ「穂香」でありながら、ネット上の反響は「国際的で華やかなカリスマ性」と「身近で心揺さぶる憑依力」という、まったく異なる方向へ向かっている。