数々の金字塔を打ち立ててきたレジェンドたちの楽曲群が、いま新たな命を吹き込まれている。かつてCDのパッケージビジネスで市場を席巻したB'z――ギタリストの松本孝弘が紡ぐ重厚なリフと、ボーカル稲葉浩志の圧倒的なハイトーンボイスが織りなすディスコグラフィは、サブスクリプション時代においても圧倒的な再生回数を叩き出し続けている。
とりわけ注目すべきは、原盤権と出版権を巧みにコントロールしながら進められるデジタルアーカイブの最適化だ。坂井泉水が遺したZARDの不朽のメロディ群も、Apple MusicやSpotifyといったグローバルプラットフォームにおいてハイレゾ音源や空間オーディオへのリマスタリングが施され、往年のファンのみならずZ世代のリスナー層へと浸透している。「負けないで」や「揺れる想い」といったアンセムは、プレイリスト文化の中で国境を越えてバイラルヒットを記録。過去の資産を守るだけでなく、動的なコンテンツとして再活性化させる権利マネジメントの手腕が光る。