国家の迎賓施設であるため、入場時には厳格なセキュリティチェックが行われます。一般的な美術館や寺院の拝観とは異なる点が多く、事前の心構えが必要です。
まず、入場ゲートである西門では空港と同等の手荷物検査(X線検査機および金属探知ゲート)が実施されます。ハサミやカッターなどの刃物類、危険物の持ち込みはもちろん厳禁です。ペットボトルや水筒などの飲料水は持ち込み可能ですが、セキュリティゲート通過時に係員の前で「一口飲む」ことを求められる安全確認が行われます。
また、写真撮影ルールにも厳格な規定が設けられています。本館外観や前庭、主庭などの屋外エリアは個人利用の範囲で自由に撮影できますが、「本館の内部」および「和風別館の内部」は全面撮影禁止となっています。スマートフォンやカメラを取り出して構えるだけでも警備スタッフから注意を受けるため、マナーを遵守しましょう。
服装規定(ドレスコード)に関して、厳格な正装(スーツやドレス)を義務付ける規定はありません。Tシャツやジーンズ、スニーカーなどのカジュアルな私服で問題なく入場できます。ただし、以下の点には配慮が必要です。
- 足元への配慮:本館内には歴史的に貴重な木製床や特注の絨毯が敷かれており、ピンヒールなどの尖った靴は床を傷つける恐れがあるため避け、歩きやすいフラットシューズが推奨されます。
- 露出度の高い衣服や仮装の禁止:過度な露出のある服装、コスプレ衣装、政治的・宗教的なメッセージを掲げた衣服での入場は断られる場合があります。
- 大きな荷物は持ち込まない:スーツケースや大型リュックサックを背負ったままの本館内参観は禁止されています。ゲート周辺のコインロッカーを利用するか、手荷物は最小限にして訪れましょう。