Q1:発症から1年以上が経過していますが、後遺症の麻痺はもう良くなりませんか?
A1:急性期のような急激な神経回復は期待しにくいものの、「正しいリハビリの継続」と「生活動作の工夫」によって、動作の安定性や実用性を向上させることは十分に可能です。退院後も維持期のリハビリや訪問リハビリ、自費リハビリを通じて、代償動作を獲得したり歩行スピードを改善させたりしている当事者は数多く存在します。諦めずに継続的な刺激を入れることが大切です。
Q2:自宅でのお風呂や入浴時、再発を防ぐために最も注意すべきことは何ですか?
A2:最大の危険因子は「急激な温度変化による血圧の乱高下(ヒートショック)」です。脱衣所と浴室を暖房器具であらかじめ20度以上に暖めておくこと、お湯の温度を40度以下のぬるめに設定すること、湯船に浸かる時間は10分以内にとどめることが必須条件です。また、入浴前後に必ずコップ1杯の水分を補給し、食後すぐや飲酒後の入浴は絶対に避けてください。
Q3:親が脳出血で倒れました。介護のために仕事を辞める(介護離職)べきでしょうか?
A3:原則として絶対に介護離職をしてはなりません。一度仕事を辞めてしまうと経済的基盤が崩壊し、再就職も極めて困難になります。企業に義務付けられている「介護休業制度(通算93日まで取得可能)」を取得し、その期間中にケアマネジャーと相談して介護保険サービスをフルに組み込んだ在宅体制を構築するか、施設入所の手続きを進めるべきです。介護はプロに任せ、ご自身の生活とキャリアを守ることが最優先です。