チャプチェとは?春雨の違い・歴史の真相から人気レシピまで徹底解説

チャプチェとは?春雨の違い・歴史の真相から人気レシピまで徹底解説

チャプチェとは?春雨の違い・歴史の真相から人気レシピまで徹底解説の詳細について、最新情報を基に徹底解説します。

チャプチェ(잡채)を漢字で表記すると「雑菜」と書きます。「雑(チャプ)」は“混ぜ合わせる・集める”を意味し、「菜(チェ)」は“野菜・おかず”を指します。つまり言葉の成り立ちそのものは「さまざまな野菜を刻んで混ぜ合わせた料理」という意味を持っています。

この料理が歴史の表舞台に登場したのは、17世紀初頭の朝鮮王朝時代です。当時の国王・光海君(クァンヘグン)の寵臣であった李冲(イ・チュン)が、王の宴席のために特別な野菜料理を献上したことが始まりとされています。光海君はこの料理の類まれなる美味に深く感動し、李冲に高い官職を授けたという逸話が『朝鮮王朝実録』などの歴史文献に記録されています。この時代のチャプチェには、キュウリ、大根、キノコ、タケノコなど十数種類の野菜が美しく千切りにされて使われていましたが、春雨は一切使われていませんでした。

現在のように春雨が主役となったのは、20世紀初頭(1919年以降)に中華民国から韓国へさつまいも澱粉を使った製麺技術が伝わり、サリウォン(沙里院)などに大規模な工場が建設されて以降のことです。安価でコシが強く、タレの吸収が良い麺が庶民の間で爆発的に普及した結果、「野菜の和え物」に麺が組み合わされ、現在親しまれているスタイルのチャプチェへと進化を遂げました。今でも韓国においてチャプチェは、旧正月(ソルラル)や秋夕(チュソク)、トルチャンチ(満1歳の誕生日祝い)や還暦の宴など、ハレの日の食卓に欠かせない格式高いごちそう料理として位置づけられています。

高橋 健太
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高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。