火災報知器の誤作動はなぜ起きる?原因別の止め方と通報の全手順

火災報知器の誤作動はなぜ起きる?原因別の止め方と通報の全手順

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万が一警報が鳴り響いた場合、まずは本当に火災が起きていないかを素早く確認することが絶対条件です。キッチン、コンロ周辺、配線器具、ベランダなどを目視し、異臭や熱気がないことを確認した直後、以下の手順で火災報知器の誤作動の止め方を実行してください。

戸建て住宅やアパートの各居室に単独で取り付けられている「住宅用火災警報器(住警器)」の場合、本体の中央にある「警報停止ボタン」を指で数秒間長押しするか、本体から垂れ下がっている引き紐を引くことでアラームを一時停止できます。脚立がない場合は、柄の長いクイックルワイパーやホウキの柄などを用いて慎重にボタンを押してください。

ここで多くの住民が戸惑うのが、住宅用火災警報器の電池切れサインとの混同です。火災警報時は「ウー!ウー!火事です!」と最大音量で連続鳴動しますが、電池切れの場合は「ピピッ……ピピッ……」あるいは「ピッ…電池切れです」といった短い電子音が1分間隔などの断続的なリズムで鳴り続けます。この警告音も停止ボタンを1回押せば数時間は止まりますが、本体そのものの寿命警告であるため、速やかな電池交換または本体交換が必須です。

一方、分譲・賃貸マンションで共用廊下や全館に非常ベルが鳴り響くマンション火災報知器の誤作動では、住戸内のボタンを押しても建物全体のベルを止めることはできません。このシステムは「自動火災報知設備(自火報)」と呼ばれ、建物全体が一元管理されています。

この場合の対応となるのが、エントランスや管理員室、防災センター内に設置されている火災受信機の一時停止と復旧方法です。受信盤の扉を開けると、どの警戒区域(何階のどの部屋・感知器)が反応しているかを示す赤色LEDランプが点灯しています。現場の安全が確認できている段階であれば、受信盤内にある「主音響停止」および「地区音響停止(地区ベル停止)」のスイッチを押すことで、建物内に鳴り響く轟音を一時的に消音できます。ただし、原因となった感知器を取り替えたり完全にリセットしたりしないまま「復旧」ボタンを押すと、数秒後に再び全館鳴動が再開してしまうため、維持管理会社への連絡と並行して作業を進める必要があります。

林 結菜
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林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。