メガバンク3行の報酬水準を比較すると、グループ戦略や収益性の違いが如実に給与へ反映されています。
業界内でのメガバンク年収比較ランキングにおいて、長年トップを争っているのが三菱UFJ銀行と三井住友銀行(SMBC)です。SMBCは少人数・高生産性を掲げており、若手・中堅へのインセンティブ還元が手厚い傾向にあります。平均年収ベースでは三井住友が三菱UFJを僅差で上回る年度もありますが、三菱UFJはグローバル展開(海外拠点網)の厚みや組織の安定性において一歩リードしており、海外駐在時の手当を含めたトータルリターンでは引けを取りません。
一方、みずほフィナンシャルグループはシステム刷新やグループ統合プロセスの影響もあり、三菱・三井住友の両行に対して平均年収で数十万〜100万円前後のビハインドを追う局面が見られます。ただし、みずほは週休3日・4日制の導入など柔軟な働き方を先行して取り入れており、時間対効果(ワークライフバランス)を考慮した実質待遇では各行の個性が色濃く分かれています。