大行列に数時間拘束されるのを避け、スマートに和歌山の桃を手に入れたい賢明な旅行者に向けて、地元関係者が密かに推奨する穴場ルートが存在します。
その代表格が、紀の川市西野山に位置する道の駅 青洲の里です。歴史的人物・華岡青洲の顕彰施設に併設されたこの道の駅は、大型店に比べて観光客の第一選択肢になりにくく、桃の出荷シーズンでも比較的落ち着いた空気の中で買い物が可能です。地元の提携農家が直接持ち込む桃は鮮度抜群でありながら、朝一番の熾烈な整理券争奪戦を回避できる確率が高い隠れた名所といえます。
さらに利便性を重視するなら、京奈和自動車道沿いの施設が極めて有効です。2026年現在も高い人気を誇る道の駅かつらぎ西(上り・下り)は、高速道路を降りることなく直接アクセスできる抜群の機動性を誇ります。地域の農家が出品する桃が豊富に取り揃えられており、パーキングエリア感覚で立ち寄れるため、移動時間を削ることなく新鮮な桃を購入できます。
また、桃山町周辺を走る県道13号線や国道424号線沿いに点在する「農家個人の庭先無人販売所・プレハブ直売所」も見逃せません。大々的な看板を掲げていない小さな直売所ほど、朝収穫したばかりのはねだし桃が無造作にカゴ盛り(5〜6個で500円〜800円前後)で売られていることがあり、ドライバーの目利き次第で信じられない掘り出し物に出会えるチャンスが眠っています。