X1 SUPERの戦いは過酷を極める。日本トップレベルの身体能力を持つアスリートたちがぶつかり合うグラウンドで、Sunsは言葉を使わずにスタジアム全体をひとつにまとめ上げる。サイドラインに整列した瞬間から、彼女たちのパフォーマンスは始まっている。
緻密に組み上げられたサイドラインの演出
一見すると華やかなダンスパフォーマンス。しかしその裏には、緻密な計算とたゆまぬトレーニングが存在する。ノジマ相模原ライズのオフェンス時にはテンポの良いコールでリズムを作り、ディフェンス時には重厚感のあるハンドクラップで敵陣に圧力をかける。観客が今どのタイミングで声を張り上げるべきか、スティックバルーンをどう叩くべきか。Sunsの全身を使ったアピールが、迷える客席の道標となるのだ。
観客の叫びを声援に変えるクラウドイニシエーション
「観客参加型」を謳うチアチームは少なくない。だが、Sunsの迫力は一線を画す。スタジアムの音響設備に頼るのではなく、彼女たち自身の肉声とダイナミックなポム(ポンポン)ワークで、スタジアム全体の空気を一変させる。タイムアウトの数分間で見せるハーフタイムショーは、ひとつの作品として独立した芸術性を誇る。