住居内の開口部は、開き戸、引き違い窓、スライドドアなど構造がまったく異なる。それぞれの稼働メカニズムに合わせた「窓サッシ隙間テープ貼り方」「玄関ドア隙間テープ位置」「引き戸隙間テープ貼り方のコツ」を整理した。
1. 窓サッシの施工:気密性とスムーズな開閉の両立
引き違い窓サッシで隙間風が最も侵入しやすいのは、「サッシ下部のレール接触面」と「2枚のガラスが重なり合う召し合わせ(中央)部分」である。サッシの縦枠・下枠の戸当たり部分には、柔軟性の高いウレタンやEPDMフォームを配置する。一方、ガラス同士が擦れ合う召し合わせ部分には、摩擦抵抗の少ないモヘア隙間テープを採用するのが鉄則だ。スポンジ系テープを貼ると開閉時に引っかかりが生じ、早期の剥離や窓ガラスのガタつきにつながる。
2. 玄関ドアの施工:気密パッキンの逃げとラッチの調整
玄関ドア隙間テープ位置を決める際は、ドア枠側の「戸当たり(ドアがぶつかって止まる段差)」に沿って貼るのが基本となる。貼る位置は、室内側から見てドアが閉まったときにしっかり密着するアタリ面だ。もし施工後にドアが閉まりにくくなった場合は、テープを無理に押し込むのではなく、ドア枠側にある「ラッチ受け(ストライク)」のネジを緩めて位置を1〜2mm室内側に微調整することで、スムーズな施錠を維持したまま気密性を確保できる。
3. 引き戸の施工:摩擦抵抗を排除するモヘアの活用
引き戸は横にスライドするため、通常のスポンジテープを貼ると摩擦で数日内にテープがよじれてしまう。引き戸隙間テープ貼り方のコツは、毛足の長いナイロン製モヘアテープを戸先(壁と接する面)だけでなく、戸尻(引き残し側)や床との見切り部分に適切に配置することだ。これにより、滑らかな開閉フィーリングを保ちながら隙間風をシャットアウトできる。
4. 害虫対策:虫侵入防止隙間テープ貼る場所の見極め
虫侵入防止隙間テープ貼る場所として見落とされがちなのが、網戸と窓ガラスの重なり部分や、サッシ下部にある水抜き穴周辺の隙間だ。体長1〜2mm程度のコバエやカメムシは、網戸を閉めていてもわずかな段差から侵入する。網戸の室内側エッジにモヘアテープを追加し、サッシの可動範囲ギリギリまで隙間を埋めることで、侵入経路を物理的に遮断することが可能となる。