2019年の結成以来、彼女たちの立ち位置は常に独特だった。コテコテの関西弁で捲し立てる従来の漫才スタイルとは一線を画し、日常の違和感を皮肉たっぷりにすくい上げるシュール漫才。派手な動きや大声に頼らず、間とトーンだけで客席の空気を一変させる技量は、よしもと漫才劇場の若い観客層だけでなく、耳の肥えたお笑い通をも唸らせた。
新世代の女性お笑いコンビとして頭角を現すのに時間はかからなかった。吉本興業のインディーズライブから怒涛の勢いで階段を駆け上がり、劇場メンバー入りを果たした直後から、その唯一無二の世界観は業界内で高く評価されていく。