皇室の地方ご訪問において、鉄道ファンや地元住民の間でひときわ熱い視線が注がれるのが「お召し列車」の運行です。今回のご日程においても、特別仕立ての専用列車や厳重に管理された特別車両が用意され、JR東海道本線(琵琶湖線)沿線にはその貴重な姿を一目見ようと多くのファンが集まりました。
滞在中の拠点となる宿泊先については、警備の万全さと格式を備えた県内の名門ホテルが選ばれました。大津市内の琵琶湖畔に佇むランドマークホテルなどが候補となり、湖を一望できるロケーションの中で、両陛下は束の間の休息を取られながら夜の琵琶湖の静寂を楽しまれたと伝えられています。
要人警護の観点から宿泊先の周囲には厳重な警備網が敷かれましたが、出入りの際にはホテルのロビーや周辺に集まった宿泊客・地元住民に対しても両陛下が丁寧に会釈を返されるなど、特別な空間の中でも気品ある親しみやすさが際立っていました。