湯浅政明監督の長編アニメーション映画『犬王』で主人公・犬王の声と歌を担当したことは、アヴちゃんの評価を世界的なものへと押し上げる決定的な転機となった。室町時代の異能の能楽師を演じたそのパフォーマンスは、海外の映画祭や批評家たちから絶賛を浴びた。
アニメーションのキャラクターに命を吹き込むにとどまらず、歌唱を通じてキャラクターの魂そのものを爆発させたパフォーマンスは、まさに彼女にしかできない神業だった。この作品をきっかけに女王蜂の海外ツアーや国際的なフェスへの出演は急増。言葉の壁を造作もなく突き破る圧倒的なライヴパフォーマンスは、各国の観客を熱狂の渦に巻き込んでいる。