この裁定に対し、現役のプロ選手たちからも困惑の声が上がっている。あるトップ選手は匿名を条件に、「意図的なボールの打ち込みではないのに失格になるなら、私たちは恐怖でまともにプレーできない」と本音を漏らした。
現行のグランドスラム・ルールブックでは、ボールパーソンに対する身体的危害について明確な基準が設けられているものの、その「重さ」や「意図の有無」の判断は審判の裁量に委ねられている部分が大きい。今回のように、ボールガールの主観的なダメージ(涙の量や泣き続けた時間)が判定を左右したように見える展開は、今後のツアー運営において極めて危険な前例となりかねない。