この写真革新が及ぼす影響は、個人の思い出づくりにとどまらない。地方都市で開催される地方創生マラソンやトレイルランニングイベントにおいて、スポーツ写真のデータ利活用が地域経済の活性化に貢献し始めている。
参加者がSNS上に投稿する鮮明なロケーション写真は、そのまま強力な観光プロモーションとして機能する。豊かな自然、歴史的な街並み、沿道の地域住民によるあたたかい応援——プロのカメラマンが捉えた風景とランナーのコラボレーションは、翌年以降の参加者増加を後押しする最高の宣伝材料となるのだ。
さらに、地域イベントの主催者側にとっても、写真データの分析を通じてコース上の混雑エリアや応援スポットの熱気を可視化できるため、翌年の大会運営の改善や安全対策の強化に役立てられている。