陸上自衛隊練馬駐屯地の歴史は、1951年(昭和26年)に警察予備隊の駐屯地として開設されたことに端を発します。敷地面積は約38万平方メートル(東京ドーム約8個分)におよび、都内23区内に所在する陸上自衛隊の駐屯地としては最大級の規模を誇ります。かつては旧陸軍第一第一工兵隊の敷地でもあり、戦後日本の再建と防衛政策の変遷をリアルに物語る重要な史跡でもあります。
現在の練馬駐屯地には、東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・茨城県・山梨県・静岡県の1都6県を担任区域とする「第1師団司令部」が置かれています。さらに、その中核実力部隊である「第1普通科連隊」をはじめ、通信大隊、音楽隊、特殊武器防護隊など、都市型災害や複合事態に対応するための基幹部隊が集結しています。いわば、首都直下地震や大規模テロなどの有事が発生した際、初動対処の起点となる最重要司令塔です。