よく伸びる最強の練り消しの作り方|消しカスで作る裏技と科学的配合

よく伸びる最強の練り消しの作り方|消しカスで作る裏技と科学的配合

よく伸びる最強の練り消しの作り方|消しカスで作る裏技と科学的配合に関する深掘り記事をまとめてご紹介します。関心のある方は必見です。

ネット上のコミュニティやSNSでは「手作りの練り消しを美術のデッサンに使えないか」という質問が頻繁に見られます。しかし、専門的な画材知識の観点から言えば、手作り練り消しを本格的なデッサン用途に使用することは明確に非推奨です。

美術用のデッサンねり消し(アート用プラスチシン)は、主原料に合成ゴム(ポリイソブチレン系)や炭酸カルシウムが使われており、油分を極力排除した配合設計になっています。鉛筆や木炭の粉末を「紙の繊維を傷めずに吸着して持ち上げる」ことだけに特化しているためです。

一方、消しゴムカスから作った練り消しやハンドクリームを添加した手作り品は、以下のリスクを抱えています。

第1に「油分による紙面の酸化・シミ発生」です。ハンドクリーム由来の油脂が画用紙の繊維に浸透すると、経年変化によって黄ばみや油ジミが生じ、その上から鉛筆を重ねても滑って色が乗らなくなります。

第2に「吸着力の根本的不足」です。PVCベースの手作り品は自己粘着力(樹脂同士がくっつく力)が強く、黒鉛粒子を選択的に引き剥がす性能は市販の画材用ねり消しに遠く及びません。手作り練り消しはあくまで「感触を楽しむトイ・クラフト」として割り切ることが肝要です。

小林 直樹
Author

小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。