海外で先行していた「緑の処方箋(Green Prescription)」の取り組みが、日本でも医療現場に浸透しつつある。ストレス解消や生活習慣病予防の一環として、医師が患者に一定時間の公園滞在を推奨するケースが増えているのだ。
研究によれば、樹木が放出するフィトンチッドや土の匂いに触れることで、副交感神経が優位になり、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌が著しく低下する。画面越しに世界とつながるデジタル生活で疲弊した現代人にとって、土を踏み、風を感じる数十分間は、高価なサプリメント以上の回復効果をもたらしている。