まいぷれが全国各地で支持を集める背景には、株式会社フューチャーリンクネットワークが創業以来ブレずに貫いてきたビジネスモデルがある。石井丈晴社長が提唱するのは、単に地方の情報を吸い上げて東京の本社が利益を吸い上げる搾取型のメディアではなく、現地の地元企業やパートナーが主体となって運営し、利益と雇用を地域に還元する分散型の生態系だ。
出雲市においても、この理念がしっかりと根を張っている。地元の人間が編集者となり、営業マンとなり、地域の商店や住民と直接膝を突き合わせる。顔が見える関係性があるからこそ、広告出稿は単なる「費用」ではなく「地域を一緒に盛り上げるための共同投資」へと昇華する。
官民連携の動きも活発だ。行政からの広報情報や防災情報、子育て支援施策などをプラットフォーム上に統合し、住民が必要な情報へワンストップでアクセスできる環境を整備。民間メディアのフットワークの軽さと、行政情報の公共性を融合させたこの地域情報プラットフォームは、地方都市のDX(デジタルトランスフォーメーション)における一つの完成形を示している。