軟骨ピアスを検討する上で最大の懸念点となるのが「施術時の痛み」です。ネット上では「激痛で眠れなかった」という体験談も見られますが、痛みの強さは麻酔の有無と器具によって大きく変わります。
医療機関での軟骨ピアッシングでは、基本的に局所麻酔(注射)が用いられます。麻酔注射のチクッとした痛みが数秒あるのみで、その後のニードルによる穿刺やファーストピアスの装着中は感覚が麻痺しているため、施術自体の痛みはほぼゼロで完了します。痛みに極端に弱い方には、あらかじめ麻酔テープやエムラクリームを塗布してから注射するクリニックもあります。
施術の大まかな流れは以下の通りです。
1. カウンセリングと希望位置へのマーキング(骨格や厚みを確認)
2. 耳周りの消毒と局所麻酔の投与
3. 滅菌ニードルによる穿刺とファーストピアスの挿入
4. 止血確認と軟膏塗布、術後の説明
また、ファーストピアスの持ち込みを希望する場合は事前の確認が必須です。軟骨用ピアスには厳格な規格が求められます。太さはホールを安定させるために14G(約1.6mm)〜16G(約1.2mm)が標準であり、素材は金属アレルギーを起こしにくい「チタン」「医療用サージカルステンレス(SUS316L)」「PTFE(医療用生体適合性テフロン)」が推奨されます。さらに、術後の腫れを想定して、軸の長さ(内径)に2〜3mm程度の余裕を持たせたストレートバーベルやラブレットスタッドを用意しなければなりません。