極寒のスカンディナヴィア半島で生き抜くために備わった「ダブルコート」は、抜け毛の多さという形で飼い主の負担になります。特に春先と秋口の換毛期には、アンダーコートが驚くべき分量で抜け落ちます。
適切なノルウェージャンフォレストキャットの抜け毛対策を怠ると、毛球症(飲み込んだ毛が胃や腸に詰まる病気)を誘発する重大なリスクに直結します。日々のルーティンとして以下のケアを徹底してください。
1. ツールを使い分けるブラッシング手法
ピンブラシで全体の毛並みを整えた後、コーム(金櫛)で根元から毛玉をほぐします。換毛期には「アンダーコート用ブラシ(ファーミネーター等)」を活用し、余分な死毛を取り除くのが効果的です。ただし、皮膚を傷めないよう週に1〜2回、撫でるような力加減で行うのが鉄則です。
2. 24時間体制の室温・湿度管理
日本の高温多湿な夏は、ノルウェージャンにとって過酷を極めます。夏季の室内温度は22℃〜25℃、湿度50%前後をキープするエアコン連続稼働が基本です。熱中症予防はもちろん、皮膚炎の発生を防ぐためにも温湿度計の設置が欠かせません。
3. 耐荷重に優れたキャットタワーの導入
木登りが得意な猫種であるため、垂直方向の運動スペースが必須です。突っ張り棒タイプを選ぶ場合は天井補強を確認し、支柱が太く台座が重い耐荷重15kg以上の大型猫専用キャットタワーを設置してください。